コーヒーの街・清澄白河と3000DAYS BURGERの原点

「コーヒーの街」として知られる清澄白河。その地にある「3000DAYS BURGER」の原点は、ハワイアンテイストのカフェバー「Cafe&Bar Field」です。ブルーボトルコーヒーが誕生する以前、このエリアでは珍しい雰囲気を持つカフェバーとしてスタートしました。
静かな街並みに溶け込む「Field」は、土日に東京都現代美術館を訪れる人々や、地域住民の憩いの場として愛されていました。そんな小さな店に、創業者の岩元宏康には特別な夢がありました。それは、旅先で出会った忘れられない「ある一皿」を自分の手で再現することでした。

Coner Bistroのハンバーガー

世界を旅したバックパッカーの忘れられない味

岩元がその夢を抱くきっかけとなったのは、バックパッカーとして世界を旅していたときのニューヨークでの体験です。
マンハッタン南部にある「Corner Bistro」。ウェスト4thストリートとJaneストリートの角にあるこのレストランは、地元ニューヨーカーたちの憩いの場として長年親しまれてきた名店です。
ここで岩元が出会ったのが、日本ではまだ珍しかった本格的なグルメバーガーでした。派手なトッピングはなく、シンプルなバンズと、まるでステーキのように肉肉しいパティ。その完成度に驚き、感動を覚えました。この衝撃が、後に「3000DAYS BURGER」の原点となるのです。

8年間、3000日を費やした挑戦

「Corner Bistroのようなバーガーを作りたい」――その想いを胸に、岩元は「Field」の営業を続けながら、試行錯誤を重ねました。何種類ものスパイスを配合したり、肉汁を引き出すために脂のバランスを調整したり。ソースの改良も何度も繰り返しました。
完成には、実に8年、3000日という長い時間がかかりました。その間、経営が苦しい時期もありましたが、ニューヨークで受けた感動が支えとなり、努力を続ける原動力となりました。

次の3000日へ向けた挑戦

完成した「3000DAYS BURGER」のハンバーガーは、
Corner Bistroの味そのものではありません。
もし味だけにこだわっていたら、
8年もの歳月を必要としなかったでしょう。
しかし、岩元が目指したのは、「味」だけではなく、
お客様に「驚き」と「感動」を届けること。
そうして生まれた名物「極上肉づくしバーガー」は、
今や多くのお客様に愛されています。

3000DAYS BURGERは、
これからもお客様に感動を届ける料理を追求し続けます。
ニューヨークでの感動を原点に、
清澄白河から新たな驚きをお届けすることをお約束します。
私たちの次の3000日に、
ぜひご期待ください。

2024年12月
岩元宏康